生活習慣病・慢性疾患

 糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)等の疾患はほとんど自覚症状がありません。
またご自身はこれまで通りの生活をしてきたのに、
健康診断で指摘されて治療が必要といわれても納得できない方も多いかと思います。
 これら生活習慣病・慢性疾患がなぜ悪いかと言いますと、みな動脈硬化の促進因子であるためです。
放っておきますと将来脳梗塞や心筋梗塞などの危険が確実に高まることが分かっており、
これ等をコントロールしますとそのリスクを下げることができます。
 中年を越えますと、体も動かさなくなり代謝も変化してまいります。
そこに元々の体質(遺伝要素)があって、生活習慣病なってくるものと患者さんには説明させてもらって
おります。
 まずは生活習慣の改善が大切な治療の第1歩ですが、薬の助けをかりますと有効なことが多いです。
 
 もう一つ健康な生活を維持するために気を付けるべき病気が骨粗しょう症です。
特に閉経後の女性の多くの方がこの病気になっていると予想されています。
老齢になってから起こす骨折(脊椎の圧迫骨折、大腿骨の頚部骨折等)は寝たきりの大きな要因となります。最近骨粗しょう症に対する治療薬の進歩は目覚ましく、様々な新薬が登場しております。
 これらの病気はいずれも付き合っていく病気、息の長い治療の必要な病気です。
当院ではこれ等の疾患に対する治療を積極的に行ってまいります。
継続的な治療が大切でありますことから、患者さんには納得していただいて
一緒に治療をさせていただくよう心がけてまいります。

まずは相談ください。

高血圧症

 決まった自覚症状はありません。肩こりが辛くなった,頭痛がするようになった,
頭の重い感じがする,時々フッと眩暈を感じだした等の様々な訴え、
あるいは全く症状のない方もおられます。
健康診断で血圧の高いことを指摘され受診される方が多いですが、
最近は自宅に血圧計を持たれる方も多く自身で診断されて来院される方もおられます。
 治療の基本は減塩と適正な食事・運動による減量ですが、薬の助けを借りる場合が大部分です。
血圧を下げる薬には様々なものがありますが、血管の緊張を緩める作用の薬と
腎臓からのホルモン(血圧を高めます)の働きを阻害する薬が主流です。
 高血圧が続くと動脈硬化が促進され、将来的に脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まることが
知られています。息の長い治療になりますので、一緒に相談しながら治療をしてまいりましょう。

高コレルテロール血症(脂質異常症)

 自覚症状はほぼありません。LDL-コレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、
中性脂肪の血中濃度が高くなる病気です。動脈硬化促進の危険因子で、放っておくと将来的に
脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが高まってしまいます。コレステロールは、食事から直接取り込まれる要素もありますが肝臓で作られる部分もあります。そのため薬も消化管からの吸収を抑えるものと、
肝臓での産生を抑えるものがあります。
 薬によって有名な副作用もあり、定期的な血液検査でコレステロール値のチェックとともに
副作用チェックもしてまいります。

その他の慢性疾患

当院は内科専門医の医院ですので、一般的な内科疾患に対応してまいります。

●逆流性食道炎、胃炎
●便秘・下痢症
●喘息、慢性呼吸不全
●慢性腎不全、膀胱炎などの尿路疾患
●慢性甲状腺炎(橋本病)
●貧血
●痛風・高尿酸血症
●花粉症・じんましんなどのアレルギー疾患
●神経痛

なみき内科内科・リウマチ科・糖尿病内科

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