「開業準備の一つとして、医院のシンボルを作りたいと考えました。
なるべく親しんでもらいやすいシンボルを作りたいと考えており、これについては腹案がありました。
実は数年前に田舎へ帰省した際、懐かしい幼馴染の正巳君と出会っておりました。
彼は小学校6年間の同級生で(私の学年はどういう訳か小学校時代組み替えがありませんでした)、
よく一緒に遊んで回った友達グループの一人です。みんなの家に遊びに行っては騒いでまわり、
山(といっても低い台地ですが)へ行ったり川へ行ったり、河川敷やらグラウンドで遊びの種を
見つけては日が暮れるまで一緒に過ごしておりました。正巳君は目がパチッとしてかわいらしく、
朝の登校時に大きなランドセルをしょって我が家の前を眠そうに歩いている姿がかわいかったと、
母親が時々話題にしておりました。そのころから彼は絵が抜群にうまく、中学校に行ってもその才は
光っておりました。そんな時代から40年近くも経って久しぶりに彼と会うと、
イラストレーターになっている、と。そのときは、なるほどなあと聞くだけでした。
久々に会えたことがうれしく神戸のお菓子を送ったところ、彼が挿絵を担当した絵本を送ってきて
くれました。開業を思い立つ数年前です。それがとてもかわいらしい絵であったのを覚えており、
皆さんに親しんでもらいやすいシンボルマークを望んだ私の希望にぴったりでした。
彼に電話でお願いし、メールを書いて引き受けていただきました。
私の望んだのは、なみき(並木)なので木を題材にして家族をイメージできるような優しいシンボル
です。彼の示してくれた幾つかの案の中から一つを選び、更にいろいろお願いをした末に
このシンボルが出来上がっています。
似顔絵についても3回書き換えてもらい、親しみやすいキャラクターが出来上がりました。
コンサルさんのアドバイスで、似顔絵の方が人の印象に残りやすいとのことで、
外の看板には似顔絵を使い、医院の内部、受付の後ろにはシンボルマークを飾っております。
どちらも長く大切に使ってまいります。
正巳君の絵は、彼のホームページでご覧になれます。
宜しかったら下記でのぞいてみてください。
小倉正巳イラストレーションギャラリー URL : http: // www.teatime-studio.com