漢方診療について
何らかの自覚症状があるにもかかわらず、検査では異常が見つからないため治療にたどりつかない、
こんなご経験はありませんか？あるいは、肩こりや冷え性なんて誰にでもある症状だから耐えるしかない、と、我慢していませんか？
最近、漢方医学が注目されつつあります。西洋医学のみでは解決できない症状がよくなったり、西洋医学と併用することで西洋薬の量を減らせたりします。
漢方外来では、種々の自覚症状でお悩みの方を対象とした診療を行います。次のような症状でお悩みの方、ご相談をお待ちしております。
・冷え性
・疲労・倦怠感
・むくみ
・花粉症などのアレルギー症状
・頭痛
・肩こり、腰痛、関節痛
・咳・痰
・のどのつまり感
・便秘や下痢
・トイレに行く回数が多い
・月経困難症、月経不順
・更年期にまつわる症状（ほてりなど） など
エキス製剤を用い、保険診療での診療を行います。錠剤やカプセルの漢方薬がある場合もございますので、顆粒状の漢方薬が苦手な方はご相談ください。
なお、漢方医学、西洋医学には、それぞれ得意不得意があります。漢方による治療が望ましい場合もあれば、西洋医学による治療が望ましい場合もあります。
明らかに西洋医学的治療が優先されるべきと判断した場合には、西洋医学的治療を優先させていただきますことをご了承ください。
また、西洋医学的治療が必要な病気が隠れていないか調べるため、血液検査などを必要に応じてさせていただきます。
漢方の診察方法について
漢方治療の特徴は、からだのバランスを整えることにあります。出現している症状は、からだのバランスが崩れているため、と捉えます。
具体的に、どこのバランスが崩れているかを調べるため、体のことを詳しく問診をさせていただいたり、舌やお腹、脈などの診察をさせていただいたりします。
例えば、肩こりの症状で来られても、体全体の状況を知るために、舌やお腹、脈など、一見、何も関係がなさそうに見える場所の診察もさせていただくことになりますが、ご了承ください。